自給率向上 安全な野菜を自身の手で作りませんか。

自給率向上 安全な野菜を自身の手で作りませんか。

・1区画 (10㎡~15㎡)の1年間の利用(年間契約)
・農機具・水の利用
・収穫祭・イベントへの参加

12月末までキャンペーン価格
初年度運営費       15,250円    10,500円
利用料金(1区画)   月額5,250円  月額3,150円

5.8.12

夏野菜の育て方

夏野菜の栽培   (はじめての方へのお進め種)
品種の説明


 
 
ナス中長ナスの千両2号、から長ナスと好みに合わす。出来るだけ接ぎ木苗を使用する。接ぎ木苗は@170円位
やや多湿を好むので潅水設備のある所が良い。 はじめては2本も作れば充分。
トマト千果、ミニキャロル等のミニトマトが作りやすい。大玉はサターン、サンロードが家庭菜園向き。 
桃太郎シリーズははじめてはやや難しい。  実生苗@70円位。接ぎ木苗170円位  4本位作ってみたい。
キウリウドンコ病、ベト病に耐病性の夏すずみ等耐病種を使用する。 実生苗@70円位、接ぎ木苗170円位。
4本も作れば充分沢山とれる。
ピーマンピーマンは中型の京ひかりが作りやすい、 実生苗@70円位。これも4本位作りたい。収穫後 葉 も煮て美味しく頂ける。 
シシトウ
伏見甘長トウガラシもお進めしたいのですがオルトラン粒剤がトウガラシ類には使用(農薬取締法H17年1月現在、
ピーマンは使用可)出来ないのでお進めしません。
苗作りはやや難しいので苗は購入する。ナスは接ぎ木苗キュウリも出来れば接ぎ木苗を使用する。
実生苗=接ぎ木でない自根苗、土壌病害に弱い。
後作に秋冬野菜を作る場合は秋野菜の一例図を見て早い物の方へトマト、キウリを植えておく。
 
準備する物             参考画像
 
 
                      
バーク(樹皮)堆肥(10L@298円)
牛糞堆肥でも可
化成肥料(2kg@380円) 
成分が8-8-8と云うのが多い
苦土石灰(5kg@580円)
苦土(Mg)を含んだ消石灰
オルトラン粒剤(右)
    オンコル粒剤1(左)
支柱(太さ16mm以上)
黒マルチ(ポリエチレンの薄い
シート)
とカンレイシャ
農具 左 3本爪 備中
  右 平鍬(ひらぐわ)
支柱、紐園芸用支柱 直径16~20mm、長さ1.5~1.8m物、ナス、キウリ、トマトに必要。誘引用ビニール紐
マルチング

 
黒マルチ定植前から畦を覆っておき地温を上げる。保温保湿、泥はねによる病気予防等効果は大きい。
他のトンネル、ホットキャップ等と比較して材料、設置労力等と効果度合いを見ると黒マルチが良いと思う。
園芸店に短い物が売ってある、同畦には幅1.5m位の物が良いがない場合は狭い物を重ねて使用。
なければ黒ゴミ袋を切り裂いても良い。 なくても出来る。
肥料(元肥)
 
全て1㎡当たり、化成肥料(上画像の物は成分量8-8-8)200g。苦土石灰(消石灰可)100~150g
バーク堆肥、7~10L(1~2年はなくても出来る、年1回夏野菜元肥時に投入する)
化成肥料は出来ればトマトは1割位少なくナスは1割位多くする。
農薬
 
オルトラン粒剤、アブラムシ防除の為に1株1~2g位必要。(株元へやっておくと成分が溶けて作物が吸い
上げ、アブラムシに15~20日間有効、ナス、キュウリ、トマト、ピーマンには3回迄やる事が出来る)
最初1回の使用でも効果は大きい。後は無農薬でも始めのアブラムシ退治にオルトランを1回だけでも
使用する方が作りやすい。
オンコル粒剤は安いが使用出来る品種登録が少ない。
農具
作業順序参考画像
 
 
      全面に 肥料を撒く         備中で耕す黒マルチとトマト支柱  ナス定植
4月上旬
 ~
中旬
  
作業順序


 
上画像を参考に1平米当たりバーク堆肥7~10L、苦土石灰100g
を全表面に均等に撒き、備中で耕す。 
続いて同じように化成肥料を全表面に180~220g程撒いて、
もう一回備中で耕す(これを全層施肥と云う)   次に
平鍬
で畦立て整形をする。畦幅形は右図のようにする。
石灰と
化成肥料
 は混ぜない
石灰類と化成肥料は混合したり同時に施さない。ガスがでて
肥効が落ちる。同じ日に施肥する場合はどちらかを一度混入して
から再度施肥混入する。

 
ナス平畦に、トマト、キウリ、ピーマンM型畦にする。Mの中央溝は深さ7cm位で余り深くしない。
畦幅は上略図の寸法位が使いやすい。細い畦は潅水がしにくく広すぎても作業がしにくい。
畦 (用語解説)
 
畦 又は (うね)作物を作る為に土を盛り上げた所、ここでは解りやすくする為に断面の形により平畦や
M形畦(弊園の呼称)と呼んでいる。
ひと雨 後畦立て後1回位雨にあわせる。
黒マルチを
   はる
5月
1週
 
 
 
 
定植
晩霜の心配
がなくなって
   から
 
 
 
黒マルチのそれぞれの定植予定場所に直径10cm位の穴を開け
ナス
は1列植で株間60cm トマト、キュウリは2列植で株間40cm ピーマンは2列植で株間50cmで
上略図のように定植する。
潅水株元へシャクで約1杯ずつ静かに潅水する。以後乾けば潅水。活着後は株元はやめて中央へ潅水する。
オルトラン粒剤1株に指先で1つまみずつ(約1g)を株元へ撒く(料理用計量スプーン2.5cc用ですりきりで約2gである)
支柱立て 
 
 
 
下記のように支柱を立てて、(定植前に支柱を
立てておいても良い)結べる物は結ぶ。
トマト支柱で左右に揺れる場合は出来れば両側に
支柱を使って筋交いを入れ各交差部分をしっかり
結ぶ。
長い支柱は打ちにくいので右図のように
最初短い棒を40cm位打ち込み、抜いて
(抜く時はスリコギのように回わす。杭が自転
してくる迄回すと抜ける)
出来た穴に本支柱を入れ、突き棒で根元
だけ固める。
5月
2週
   ~  3週 
 
ナスははじめ図のように小さな支柱を立てておく、50cm位になれば3本程枝にそわすように支柱を立て、
太りを見て緩い目に結ぶ、支柱の各頂点は紐で結ぶ。たれる枝はどれかの支柱に紐でつり上げる。
  
ピーマンはナスと同じような小支柱だけでも良いが出来れば下の1本支柱位立てたい。
  
トマトは各1本毎に支柱がいる図のように合掌型に立てておき後から植える方が楽だ。以後15cm間隔で支柱に太りを見てわっか結びか8の字結びでとめてゆく。
  
キュウリはある程度伸びる迄はそのまま、伸びれば図のような支柱を立て伸びるに従い紐に止めてゆく。
  
仕立て簡単な1本支柱
脇芽、子蔓とり
 
 
 
ナス(上左図)は簡単にする場合やプランターの場合は上図のような1本の支柱でも良い。
略図の様に1番花の下2~3本残し、その下は全て取る。(仕立てた枝数で3~4本仕立てと呼ぶ、図は3本仕立て)
トマト(上中図、右画像参照)は最後迄わき芽全て取る。葉1枚毎に葉の付け根内
側に1本のわき芽が出る。普通は葉3枚毎に花(果)房が着くので花房とわき芽を間違えないように。(花房は樹勢により3枚ごとでなく3~5枚の時もある)
キウリ(上右図)は脇芽を子蔓と呼ぶ、1番下から7~8節位(キウリは葉から葉を
1節と呼ぶ)までは全て子蔓も雌花もとる。2本に仕立てる場合は子蔓を1本残し
上へ誘引して行く。(詳しい誘因は本文キュウリ5月2~3週の仕立て図も参考に)

ピーマンは下の方だけ少し取り後はそのままで良い。上ナス略図1本支柱と同じようにする
(いずれも詳細必要時は各本文も参考にしてください)
追肥定植3週後から10日に1回位作物の各中央へマルチに穴を開け化成肥料を一握りづつ0.8~1m間隔で振りまく(1平米あたり50~60g位)
6月
1週
キュウリ 収穫キュウリは収穫が早くて、定植後約一ヶ月位から収穫が始まる。ナスは6月中旬、トマトは6月末頃から
収穫が始まる。
トマト
 初めての
 花が咲いたら
この初めての花(第1花房)の着果は重要で必ず着果させる。(樹勢の極端に悪い時は着けない)
着果には
トマトトーン(下記説明)の使用が一番確実。使用が駄目な時は花房の3花位が咲いた時指でトントンと軽くはじき花粉が雌しべに着くようにしてやる。筆でなでても良い。
この一番の花が着果しないと後々実が止まりにくい。 
トマトトーン(植物成長調整剤、20CC入り、250~300円、左画像
6月~7月は水で100倍に薄めて霧吹きに入れて使用する。20CCは2Lの水に薄める
第1花房(一番目に咲いた花の固まり)の内3花位が開花した時に霧吹きでシュッシュッ
と1花房2~3回丁寧に十分吹き付ける。家庭菜園では少々の奇形は構わないので
この1~2番花だけは特に丁寧に十分吹き付ける事。
尚新梢付近にはかけないように手で覆う(右画像)。かけると芽が捻れる。以後梅雨末期まで開花花房毎に処理を続ける。処理をすると実付きが良くなり収穫も早い。
ミニトマトは花房が大きくなるので2~3回に分けて吹き付ける。希釈液は日陰に置けば
最後まで使用出来ます。 当然手が濡れるが処理後良く洗えば大丈夫です。
6月
 2週
 位 
 

 
トマトの摘芯 
 

 
5段作り、(一つの花房を1段と呼ぶ)
トマトは花房が5段着いた所で5段目の上に葉1~2枚付けて主茎を
切る(摘芯)段数(収穫房数が)が少ない方が作りやすい。
切る時は晴天時を選ぶ(切り口から病気がうつらないようにする為)
以後切った所から出た芽は全て取る。
仕上がり型は右略図のように脇芽をとって綺麗に整える。
トマト作りに慣れてくれば7~9段と増やして行けば良い。ミニトマトは作りやすいので、はじめから7~9段に挑戦する。
7月
 2週 
 
 
ナスのハダニ 
 
 
梅雨明け後はじめての方でハダニに気づく人は少ないがまず大半は発生する
ましてホコリダニに気づく人はより少ない。葉が落ちれば成り疲れと云う人が
おおいが大半の原因はダニである。
これ対処するには農薬を除いた場合、葉水をかけるに限る。
潅水設備があれば晴天時毎夕に勢いよく葉裏と新梢部へ洗うようにかける。
マルチに穴を開け内部の潅水も忘れない事。右画像、ホースでダニ予防洗浄。
8月
 3週
  ~
終了トマト、キュウリ等は残念だがお盆位で終了し、引き抜き秋野菜の為の整理をする。
秋冬野菜の定植はブロッコリが9月上旬植、次ぎにダイコン播種が9月10~17日
白菜は遅らせて9月下旬植。同ホーレンソウコマツナ10月中旬播種

これに合わせてナスもピーマンも残念だが10月始めには抜いてゆく。

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