夏野菜の栽培 | (はじめての方へのお進め種) |
品種の説明 |
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苗作りはやや難しいので苗は購入する。ナスは接ぎ木苗をキュウリも出来れば接ぎ木苗を使用する。 実生苗=接ぎ木でない自根苗、土壌病害に弱い。 後作に秋冬野菜を作る場合は秋野菜の一例図を見て早い物の方へトマト、キウリを植えておく。 |
準備する物 参考画像 | |||||
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支柱、紐 | 園芸用支柱 直径16~20mm、長さ1.5~1.8m物、ナス、キウリ、トマトに必要。誘引用ビニール紐 | |
マルチング | 黒マルチ定植前から畦を覆っておき地温を上げる。保温保湿、泥はねによる病気予防等効果は大きい。 他のトンネル、ホットキャップ等と比較して材料、設置労力等と効果度合いを見ると黒マルチが良いと思う。 園芸店に短い物が売ってある、同畦には幅1.5m位の物が良いがない場合は狭い物を重ねて使用。 なければ黒ゴミ袋を切り裂いても良い。 なくても出来る。 | |
肥料(元肥)
| 全て1㎡当たり、化成肥料(上画像の物は成分量8-8-8)200g。苦土石灰(消石灰可)100~150g バーク堆肥、7~10L(1~2年はなくても出来る、年1回夏野菜元肥時に投入する) 化成肥料は出来ればトマトは1割位少なくナスは1割位多くする。 | |
農薬 | オルトラン粒剤、アブラムシ防除の為に1株1~2g位必要。(株元へやっておくと成分が溶けて作物が吸い 上げ、アブラムシに15~20日間有効、ナス、キュウリ、トマト、ピーマンには3回迄やる事が出来る) 最初1回の使用でも効果は大きい。後は無農薬でも始めのアブラムシ退治にオルトランを1回だけでも 使用する方が作りやすい。 オンコル粒剤は安いが使用出来る品種登録が少ない。 | |
農具 |
作業順序参考画像 | ||||
全面に 肥料を撒く | 備中で耕す | 黒マルチとトマト支柱 | ナス定植 |
4月上旬 ~ 中旬 | 作業順序 | 上画像を参考に1平米当たりバーク堆肥7~10L、苦土石灰100g を全表面に均等に撒き、備中で耕す。 続いて同じように化成肥料を全表面に180~220g程撒いて、 もう一回備中で耕す(これを全層施肥と云う) 次に 平鍬で畦立て整形をする。畦幅形は右図のようにする。 | ||||
石灰と 化成肥料 は混ぜない | 石灰類と化成肥料は混合したり同時に施さない。ガスがでて 肥効が落ちる。同じ日に施肥する場合はどちらかを一度混入して から再度施肥混入する。 | |||||
ナスは平畦に、トマト、キウリ、ピーマンはM型畦にする。Mの中央溝は深さ7cm位で余り深くしない。 畦幅は上略図の寸法位が使いやすい。細い畦は潅水がしにくく広すぎても作業がしにくい。 | ||||||
畦 (用語解説) | 畦 又は 畝(うね)作物を作る為に土を盛り上げた所、ここでは解りやすくする為に断面の形により平畦や M形畦(弊園の呼称)と呼んでいる。 | |||||
ひと雨 後 | 畦立て後1回位雨にあわせる。 | |||||
黒マルチを はる | ||||||
5月
1週 | 定植 晩霜の心配 がなくなって から | |||||
黒マルチのそれぞれの定植予定場所に直径10cm位の穴を開け
ナスは1列植で株間60cm トマト、キュウリは2列植で株間40cm ピーマンは2列植で株間50cmで 上略図のように定植する。 | ||||||
潅水 | 株元へシャクで約1杯ずつ静かに潅水する。以後乾けば潅水。活着後は株元はやめて中央へ潅水する。 | |||||
オルトラン粒剤 | 1株に指先で1つまみずつ(約1g)を株元へ撒く(料理用計量スプーン2.5cc用ですりきりで約2gである) | |||||
支柱立て |
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5月 2週 ~ 3週 | ナスははじめ図のように小さな支柱を立てておく、50cm位になれば3本程枝にそわすように支柱を立て、 太りを見て緩い目に結ぶ、支柱の各頂点は紐で結ぶ。たれる枝はどれかの支柱に紐でつり上げる。 ピーマンはナスと同じような小支柱だけでも良いが出来れば下の1本支柱位立てたい。 トマトは各1本毎に支柱がいる図のように合掌型に立てておき後から植える方が楽だ。以後15cm間隔で支柱に太りを見てわっか結びか8の字結びでとめてゆく。 キュウリはある程度伸びる迄はそのまま、伸びれば図のような支柱を立て伸びるに従い紐に止めてゆく。 | |||||
仕立て簡単な1本支柱 脇芽、子蔓とり | ||||||
ナス(上左図)は簡単にする場合やプランターの場合は上図のような1本の支柱でも良い。 略図の様に1番花の下2~3本残し、その下は全て取る。(仕立てた枝数で3~4本仕立てと呼ぶ、図は3本仕立て) | ||||||
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追肥 | 定植3週後から10日に1回位作物の各中央へマルチに穴を開け化成肥料を一握りづつ0.8~1m間隔で振りまく(1平米あたり50~60g位) | |||||
6月 1週 | キュウリ 収穫 | キュウリは収穫が早くて、定植後約一ヶ月位から収穫が始まる。ナスは6月中旬、トマトは6月末頃から 収穫が始まる。 | ||||
トマトに 初めての 花が咲いたら | この初めての花(第1花房)の着果は重要で必ず着果させる。(樹勢の極端に悪い時は着けない) 着果にはトマトトーン(下記説明)の使用が一番確実。使用が駄目な時は花房の3花位が咲いた時指でトントンと軽くはじき花粉が雌しべに着くようにしてやる。筆でなでても良い。 この一番の花が着果しないと後々実が止まりにくい。 | |||||
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6月 2週 位 | トマトの摘芯 |
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7月 2週 | ナスのハダニ |
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8月 3週 ~ | 終了 | トマト、キュウリ等は残念だがお盆位で終了し、引き抜き秋野菜の為の整理をする。 秋冬野菜の定植はブロッコリが9月上旬植、次ぎにダイコン播種が9月10~17日。 白菜は遅らせて9月下旬植。同ホーレンソウ、コマツナは10月中旬播種。 これに合わせてナスもピーマンも残念だが10月始めには抜いてゆく。 |
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