モンスーンの降水量が例年を下回っていることにより、トマトなど野菜の価格が高騰している。
これにより長期間にわたり続くインフレがさらに悪化する可能性も出てきた。
気象庁(IMD)によると、今年のモンスーンの降水量は現段階で農作物の発育に必要とされる量を19%下回る水準で推移している。これによりトマトやジャガイモなど主な野菜の生産量が減少し、小売価格の上昇を招いている。
デリー首都圏のポテト1キログラムの小売価格は7月中旬の時点で20ルピーに上昇。現在も同じ水準で推移しており、落ち着く兆しはみえていない。
トマトは7月中旬に1キログラム40ルピーだったが、現在は50ルピーにまで価格が上昇している。
玉ネギの価格は7月中旬の時点で1キログラム当たり10-15ルピーとほかの野菜に比べて落ち着いていたが、現在は20-25ルピー程度まで値上がりしている。
野菜の小売価格の高騰はデリー首都圏だけでなく、マハラシュトラ州ムンバイや西ベンガル州コルカタ、タミルナド州チェンナイなどほかの主要都市でも起きている。
ジャガイモの値上がりに関しては、主要な生産地の1つであるカルナタカ州で6月の降水量が少なかったことにより、収穫量が平年の半分以下の水準に落ち込んでいることも影響しているとみられる。
0 件のコメント:
コメントを投稿